2009/7/5(日)
※ヨーロッパ1周シリーズは筆者が19歳の時に旅先で書いた日記を元にしております。
4:00
早朝自宅にてN君が俺を起こした。
僕は急いでシャワーを浴び、前夜に防水スプレーをたっぷり塗布した登山用のバックパックに
後輩Aから借りたBEAMSオリジナルの黒いマウンテンパーカーを詰めた。(ディティールだけで撥水機能は無い)
5:00
J君 がFちゃんを乗せていつもの車で迎えに来てくれた。
空港に着き非常食としてカロリーメイトとお茶を2本買い、Fちゃんからおにぎりをもらった。
書店にて小さなガイドブックを買い、最後に缶コーヒーを飲んだ。
友人の見送りにドラマティックな何かを期待していたが
J君の兄が実家車使用したい兼ね合いで「帰らなあかん!行ってらっしゃい!」と
さっぱりしたものになった。
「いってらっしゃい飲み会」や、朝の弱い自分を叩き起こすために
泊まり込んでくれたり、朝早くから空港まで送ってくれて感謝。
彼、彼女達は高校時代の友人だ。卒業から1年以上経つがいまだにつるんでいる。
3人が帰り搭乗までの間、何も心配していない自分が心配になりながら
フライト間近になっても、やはり実感は湧かなかった。
普段から一人で出かけることの少ない自分に1人で外国に行けだなんて
自分のことながら何の意味が?と呆れる。
9:00
いざ搭乗する。
「今日から人生の第2章が始まるんか~」と
そんな事を思いながら中国人だらけの便で北京へ。
まずは中国航空で中国へ飛び、乗り継いでパリへ飛ぶ。格安航空券というやつだ。
北京に着き(空港の天井は竹をイメージしたような立派な装飾)
初めての入国手続きにあたふたしながら空港内へ。
乗り継ぎ便の時刻をなんとなく確認して、お土産屋や売店も見る気にならず
おとなしく座っていました。
ふと気づくと周りに座っていた外国人がいつのまにか誰もいない。
もしや、、と思い搭乗口へ走ると「last call」の表示とアナウンスが汗
当然ですがアナウンスは英語か中国語で気づかず、、
なんとか間に合いました。
(日本語以外しゃべれない)
右側窓際の2シート。
隣の乗客は長身白髪で恐らくアメリカ人の落ち着きのないおじさん。
立ったり鼻ほじったり忙しい。
前のアジア人女性はリクラニング全開で窮屈!快適ではなかったですね。
その上N君とフライトスケジュールを単純に読んで
うん!9時間くらいやな!と話してましたが
時差計算がアホすぎてできておらず、忘れたけど14時間くらいはかかってました。
足がむくみエコノミー症候群ってあるんだねと思いました。
長かったな~
ようやくパリのシャルルドゴール空港に到着
1日目だけホテルの予約をしていたのですが
空港からオペラサンジョルジュホテルまでの行き方を
まったく下調べしていなかったので空港内をウロウロしながら
インフォで尋ねる。メトロで道順説明してくれるのだけど
いきなり地下鉄に乗るのは怖かったので
レディス古着屋のS子さんが空港→オペラの直行バスあるよ!と
言ってたのを思い出しなんとか見つけて看板で料金を見てみると
9.5€ユーロかかるみたい。1€=¥130なので¥1300くらいか、、
高いな、、と思いながらも乗り込みオペラ地区へ。
(今考えると高くない笑、THE世間知らず)
バスから降りると
そこはまさしくパリだった!(笑)
オペラ座が鎮座していて
大通りにはカフェ、駅、映画館などあり、すごく人が多い!
フランス時間で19:00過ぎてましたが日本の15時くらいの明るさでびっくりした!(サマータイムてやつ)
昼間並みの明るさでホテル探しは
気分的にも余裕に感じてきた。なにせ日本からオペラ座まで来れたわけだから
ホテル探しなんて楽勝だと。
しばらく道行く人に声をかけて聞いてみるけど
みんな旅行者ばかり&フランス人は近所の小さいホテルなんか使わないし知らないから
ワカリマセンばかり。でもみんな優しく接してくれるんだなあと思った。(多少選んでるけど)
「あそこのCAFEで聞いてみたら?」と角にあるいかにもパリのカフェへ(笑)
コーヒー頼んだほうがええんかな?でもお金節約しないとなと
聞くだけ聞いてみたら普通に対応してくれたけど場所分からず。
でもCAFEで道を教えてくれるとかなんかお洒落かも!とかのんきに思ってたら
あっという間に22時を回ってオペラ座はライトアップ。
さすがに辺りも暗くなってきて不安で早くしないとで聞きまくる。
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不安が募る、、
バックパッカーかわからないけど
マウンテンパーカーにショーツの
いかにも旅慣れしてそうなおじさんに尋ねたら
わざわざタブレットを取り出し
ホテルに電話してくれて場所までの情報も書いてくれて
涙出るほど嬉しかった、、泣かなかったけど(笑)
(この頃はガラケーでiPhone持ってなかった&プランも海外用に変更してなかったから電源OFF)
とりあえず教えてくれた地下鉄まで向かうが
無人で殺伐とした改札を見て(そう見えた?笑)
こんな遅い時間に地下鉄乗るのは恐ろしい。
というのもマクドナルドでアルバイトしてた時に
パートのママさんが「昔、パリ旅行行った際にガイドに16時以降は地下鉄乗らないように言われた~」と
出発前に聞いたのを思い出し、もう22時過ぎてるし襲われたらいややなー。と
でも仕方ないから乗ろうと思い無人の券売機の前に立つも買い方がわからず再び地上へ。
23:00
又ウロウロ、、
初日から野宿?汗
1日目から大丈夫か?汗
でもホテル代1万は支払い済で朝食も付いてる、諦めれない、、
ふと目の前に「Concorde St-Lazare」の看板が眩しいいかにもリッチそうなホテルが。
外にいたボーイさんに聞いたらフロントで聞いてと言われ、こんな格好で他所のホテルの場所聞いて
大丈夫かな?と恐る恐るフロントで尋ねるとめちゃくちゃ親切に教えてくれて
ホテルに電話(本日2回目)してPCで調べてくれて、メモに地図書いてくれて、、、
本間に人間て素晴らしいな!!!泣
メトロでって言われたけど地図があれば大丈夫!
3駅くらいの距離!(まあまあ遠い)
既に0時前でバックパックにすべて入ってるから重くてくたくた。
でも目的地へ確実に近づいている実感から余裕も出てきて
出発前に写真なんか撮ったことないのに
マットな質感が男心くすぐるRICO-GRの完全にジャケ買いの
デジタルカメラ(5万)を取り出し夜道を撮りながら進む。
道を間違えても途中で気付けるようになってきた!3回くらい外れたけど気にならなかった!
0:30
遂にホテルへ到着!!!
小さなホテルでおじさんが迎え入れてくれて
水くれたのが嬉しかった!泣
(おじさんからしても2回も電話かかってきて自分とこのジャポネの客迷子やで?て言われてるもんね汗)
部屋に入りしばらくぶりの安全な場所。
とりあえずシャワー浴びて、洗濯して、やることやって笑
今日は寝ようzzzまた明日色々と福ちゃんにもらった
おにぎりを食べて初日は就寝。
(使ったお金 day€9.5)
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